天文班の活動紹介

はじめに
 
 僕たち、天文班(とはいっても,便宜的なものですが・・・)は地学研究部のなかでも、特に天文分野に情熱を傾ける部員達を中心に夜な夜な活動を行っています。しかしながら、我らが部室が位置し、日々の活動の中心となる九州大学旧教養部(六本松キャンパス)は、九州一の繁華街「天神」のすぐそばにあるために、夜間の『光害』がひどく、なかなか良い空を得ることができません。そのため、合宿で星空がきれいな九重や天草などに行ったり、科学館の公開天体観測会などに出かけたりしながら頑張っています。詳しい活動内容は、また後ほど述べることにしましょう。
沿革
 
 そもそも、われらが地学研究部は理学部地質学科の中でゼミを開いていた生徒を中心として誕生したので、初期の活動は地質調査や鉱物採集(現在の鉱物班の活動内容に含まれる)が主でした。しかし、時は米ソ冷戦時代、宇宙開発の進展とともに人々の目も宇宙に向いていくようになりました。当然といえば当然ですが、この時の流れを反映して地研部にも天文班が誕生しました。長い間中断し、誕生から現在まで山あり谷ありいろいろあった天文班ですが、今では化石と並ぶ地研の2大活動とまで成長しました。過去には、とは言ってもかなり前ですが、某天文雑誌に天体写真が掲載された先輩もいらっしゃいます。
活動内容
 
・定例星見会 (月に1度を目標にしています)
・お出かけ星見会 (最近は宗像市の宗像ユリックスに出かけています)
・星的勉強会 (その月の星座や望遠鏡の使い方について学びます。)
・星見合宿 (夏休みや春休みなどに2泊3日の日程で星空がきれいなところへ出かけています)
  過去3年間に合宿行った場所
  「宮崎県高千穂」・「熊本県阿蘇」・「大分県別府」・
  「大分県杵築・九重」・「長崎県平戸・佐世保」
  
 他にも、天体写真を撮影しに車で出かけたりもしています。
所有機材
 
 「大学の地学研究部天文班だから天文台を所有しているだろう」とか、「天文学者の集まりだろう」と考える方がいるかもしれませんが、別に口径6mの望遠鏡があるわけでも、専用観測室があるわけでもなく、所有物は ビクセンのGP-R200SS(口径20cm反射望遠鏡) とスカイセンサーがあるのみです。とはいっても、宇宙のスケールからすればこの5 m 80 cmの差なんて微々たるものです。星野写真に関しても別に高価な機器がなくても、アイデアと実行力さえあれば何とかなります!! きっとなるはず・・・ たぶんなるよねっ! そう、大事なのは気合です。
 
 しかしながら、機材の劣化は避けることができない問題です。そのため、今年度から望遠鏡の購入のための積立金を開始しました。まだまだ、お金がたまるのは先の話ですが、これが引き継がれていくことで立派な機材をそろえることができるでしょう。

Copyright© 2006 Kyushu University Earth Science Club.