沿革 鉱物班は拡大を続ける九州大学地学研究部において、天体・化石に次ぐ第三の柱として2005年秋頃立案され、2006年度から活動が始まりました。過去には鉱物関連の活動もさかんに行われていたようですが、近年は影を潜めていました。 しかし、部員数が増え、地学研究部全体の活動への機運が高まりつつあった2005年の10月16日、化石掘りから帰る電車の中である部員が発した 「わしは化石より鉱物が好きじゃ」 の一言がきっかけとなり鉱物班は設立へと動き出しました。そして目下の所、活動を定着させるための土台づくりとして地道な活動が展開されています。 |
活動内容 現在は数ヶ月に一回程度福岡県内や佐賀方面へ鉱物採集に出かけています。しかし鉱物班は成立から日が浅く採集一つ取ってもノウハウが確立されておらず、また2005年3月の地震によって近場の産地が封鎖されている状況も追い討ちをかけ、なかなか思うようにいかず四苦八苦しているのが現状です。 ただそんな中でも特筆すべき点は、地学研究部の顧問石田清隆助教授が鉱物学を専門とされている縁故から、理学部地球惑星科学科のフィールドワークに同行させて頂けることです。また、九州大学の保有する鉱物標本「高標本」(東京大学の若林標本、三菱金属の和田標本と並び20世紀初期に国内で収集された鉱物標本の3大コレクションとして有名)を見せて頂いたこともあります。 当面の目標は、採集や巡検に出かけてより多くの人に鉱物、ひいては地球科学の面白さを知ってもらうことです。いずれは秋の学祭において化石と並び鉱物の展示会もできたらと思います。 2006年度は、6月に能古島で鉱物採集、8月に北九州市平尾台で鍾乳洞見学を行っています。 |
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